キャンドルちゃん

意思をもったろうそく、"キャンドルちゃん"を操作するアクションゲーム。
キャンドルちゃんに出来ることは、歩くこと、ジャンプすること、そして頭？のろうそくの芯に火を灯すこと。
この火を灯すというアクションが、このゲームの肝となっている。
火を灯すことであたりを照らしたり、周りに影響を及ぼしたりすることができる。
一方で火を灯すと体の蝋も溶けてしまうため、最大で10秒間までしか使う事が出来ない。

火を巡る駆け引きや、連動するギミックがこのゲームの魅力といえる。
火を灯すという行為がステージの攻略と結びついて、本ゲームならではのアクションを楽しむことができる。
また、10秒間で燃え尽きてしまうとはいえ、本ゲームは残機制で残機にかなり余裕もあるため、そこまでシビアになる必要も実はあまりなかったりする。
操作もシンプルでわかりやすく、全体的にわりと平易な内容となっているため、アクションゲームがあまり得意でないプレイヤーでも楽しむことができるかと思う。

1ステージも数分程度でクリアできる構成で、全体もコンパクトにまとまっている。
やりこみ要素が豊富なゲームでは無いかもしれないが、取っ付きやすく短時間で満足度が得られる作品かと思う。

ゲームのストーリーもよく出来ており、ゲームを進めていく中で、健気にがんばるキャンドルちゃんに自然と感情移入をしていける。
本作の英題はCandlemanだが、邦題はキャンドルちゃん。
キャンドルマンとキャンドルちゃんではかなりニュアンスが異なるが、このキャンドルちゃんという名称は主人公のキャラクター性をうまく言い表していて、なかなか良い邦題だと思う。

トロフィーメモ

道中にある全てのろうそくに火を灯す過程でほとんどのトロフィーを獲得できる。
道中にあるろうそくも、ステージを丁寧に探索していけば発見できるつくりとなっている。
アクションゲームではあるが、ノーミスクリアなど技量が要求されるトロフィーもなく、アクションな苦手なプレイヤーでも比較的短時間でコンプリートが可能かと思う。